当院のHPも これで6代目であります。創設以来足掛け5年経過。色々なバージョンを経て今回は私の専門職を中心に ちょっとした放射線機器の説明を交えて書いてみました。

1)胸部レントゲン撮影装置

俗に言う「胸のレントゲン」という奴である。写真の当院のようなのを天井床走行型といいます。天井と床で半々に荷重がかかるタイプ。天井から ブラ下がるだけのタイプが床のスペースを喰わない為 人気がありますが、後からX線管球を容量の大きなものに変更すると重さの関係で交換が出来なかったり 天井が落ちたりします。うちのようなタイプはX線管球は反対側に有る釣り合わせ用の重りとワイヤーで接続されアーム上部の滑車で釣り合っています。管球を換えても重りさえ釣り合えば問題はありません。ちなみに外見は東芝でVarian管球が入ってます。自分の疲労度は機械のセット時に「うえ、重いっ」と感じる事で判ります。(^.^)

2)透視台

俗に言う「胃の透視」で使うものですが、うちのように管球が この様に台の裏側に有るのを「アンダーチューブ」と言います。逆に管球が患者さんの前にあり背中側(写真の手前側)にあるのが「オーバーチューブ」と言います。最近は 一々I I(=イメージインテンシファイアー)を動かす煩雑さを避けてオーバーチューブを使う先生が多いですが フィルムと焦点の距離が近ければ近い程 写真のボケは減少します。一時代前のオーバーチューブは画像が荒く しかもアーム強度が足りず管球がセンターズレを起こしたりしていましたが 今は改善されています。慣れれば どっちでも同じ様に操作出来ますが どうも私はアンダーチューブのクリアな画質が好きです。また被曝量の点で見ればフォトタイマーを使って写真を撮影しているのは同じですから管球とフィルムが近ければ それだけ被曝量は軽減出来ますね。

最近スペースの関係で透視台の管球と胸部撮影の管球を同じものでこなす場合も多々見受けられますが、その場合は「オーバーチューブ」でないと駄目ですね 当たり前ですが........。

2のオマケ「操作制御卓」

透視台の電圧や電流量 曝射時間のコントロールをする場所ですが うちのでは胸部撮影のコンパネも兼ねています。難聴や体位変換の出来ない年齢層が多いので 透視室内でリモコン卓で撮影するのが半ばルーチンです(;_;)おかげでメインコンソールは新品同様です。

3)CT(全身用)

写真の機械はGE横河のEμ(エミュー)というもの。最もコンパクトなタイプのものでスペースセーブの為部屋の中心線に対し斜めに据え付けてあります。以前のCTや大型CTなどでは 患者さんの寝る向きは一定でしたが「コロンブスの卵」で、写真の状態ではバスタオル+枕の有る側に足台をはめ込むと腹部CT撮影のためのFoot First Positionになり、脳の場合は足台の代わりにHed Setを据え付けます。スペースが狭い所に設置する為に 患者さんの向きを変えるという方法を考えたわけですね。これで5年以上になりますが管球が切れた事は まだ一回しか有りません。管球一本吹っ飛ぶとシーマかセルシオが新車で買えますから ちゃんと保険に入っておきましょう(^.^)

CTのコントロールパネル

何の事はない「これだけ」しかありません。殆どの操作はプリセットされていますから医者のするのは「位置決め」だけと言っても過言では有りません。撮影しながらリアルタイムで観察し おかしければスライス厚やピッチを変更し取り直すのも容易です。T社の場合はプロの受けが宜しいというか細かい設定を要するのですが それなりにコンディションの良い画像を作る事が出来ます。これは好みとしか言えないのですがアフターについては横河の勝ちに見えます。若手のパソコンを怖がらない先生なら半日かかれば概ねの操作法は覚えてしまいます。徹底して取りやすさを前に出しています。

4)超音波断層つまりエコー

以前使っていたT社の機械が壊れた時の顛末はAKKY氏より早くホームページで叩いたんで ここでは省略。心エコーをしたかったので複数のメーカーのマシンを借り出して一週間づつ比較対照した結果がGE横河のロジック400になりました。値段的にはT社やアロカがライバルだったのですが決まり手は何とMOの付属というポイントでした。医療業界では未だに「DICOM3」という規格が幽霊のように跋扈しています。どこの学会でもJPEGかPICTで通用しますし今時DAICOMなんぞ滅多にお目にかかれません。DAICOM自体はTIFFの親戚ですからMacintoshユーザーならAdobe Photoshopが有ればTIFF扱いで開けます。ところが記録用のMOが最初から付属しているマシンはロジックだけだったのです。しかも後付けでMOを足した値段を見て仰天しました。128MBか256MBのMOが医療専用機なる珍名称で(名前書いちまえ=TEAC社です)何と一台100万円で ちょっとだけお釣りが来る値段。今時256MBのMOなんぞ秋葉原価格3万円以下ですよ。ふざけんな!で一発決定。ちなみにアロカは このMOの件さえ無ければGEと良い勝負だったのですが..........画質は「如何にもアロカ」です。私は癖ですが左手で入力しながら右手でプローブ(探触子)を持つので撮影はペダルでやってます。最近ペダルを付ける先生は少ないと言われてしまいました。性能的には問題無いレベルで使いやすいと思います。中身がパソコンそのもので電源ONで内蔵ハード ディスクが回りシステムを読み込むタイプで起動時間はかかりますがアップデートはボード交換とか不要です。動画の保存も可能です。また背後にSCSIのコンセントがさせるのでIPさえ割り振れば自動読み込みが(パソコンへ)可能です。この場合購入時に そういう使い方をするとメーカーに言えばドライバ類を組んだ状態で納品されます。

顔写真を載せる程の神経は無いので略歴だけ (^_^ゞ

昭和60年卒 浜松医大放射線医学教室入局→研修医生活の後三年間の医局員生活を癌治療医としてスタートさせる。→平成2年放射線専門医試験合格 当時は放射線診断学 放射線治療学 ラジオアイソトープと三つ一遍の試験でしたがなんとかかんとか まとめて合格。

焼津私立総合病院放射線科部長として赴任→4年7ヶ月在任し→茨城県水戸市協同病院放射線科科長として転任、当時の院内中のイザコザに呆れ果て→約二年で父親の開設した医院を手伝う事になり現在に至る、というところです。